蕎麦の品種と産地

北わせ蕎麦(北海道・鹿追)

蕎麦の品種の一つ。質がよく早熟。北海道の蕎麦の産地の中でも鹿追産の蕎麦は生産量は少ないが、一級品が採れることで有名。こだわりの名店が欲しがる蕎麦の産地。

常陸秋蕎麦(茨城県・金砂郷)

蕎麦の種類の一つで昭和60年金砂郷の在来種を改良して出来た品種。大粒で人気の高い優良品種だが産量が少なく手に入りにくい。

蕎麦打職人あこがれの蕎麦。

霧下蕎麦(長野県・妙高山麓)

昼夜の温度差が激しく、霧が発生しやすい場所で採れた蕎麦を指す。

この条件下で育った蕎麦は身が締まって、タンパク質やグルテンに富んだうまい蕎麦ができる。

霧下蕎麦は良質の蕎麦の代名詞にもなっている。

秘境蕎麦(徳島県・粗谷【粗谷在来種】)

日本三大秘境の一つ東粗谷山村は、南国四国にありながら冬には50cm以上の積雪がある山間部。

昼夜の温度差があり、気候風土が蕎麦の名産地としての条件を満たしている。

香り高き蕎麦の味は全国の蕎麦職人が脱帽するという。

幻の蕎麦(宮崎県・椎葉村【椎葉在来種】)

日本全国を探しても滅多に出会う事がない「幻の」と呼ばれる希少な蕎麦。

熊本県との県境にある国見岳(1793m)の東麓、幾重にも連なる山々に囲まれた秘境、椎葉村にて伝統の焼畑農法で栽培される椎葉在来種。

一度は口にしたい蕎麦通あこがれの蕎麦だが生産量が極めて少なく、入手が最も困難と伝われている。

 

※在来種・・・昔からその土地に定着し、品種改良されていない蕎麦。在来種は生産量が少なく、その地で消費されるためほとんど流通する事がない。

 

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