そばの食べ方とマナー
武家の作法書にもあったそばを食べる正しい姿勢
そばを食べるときは、姿勢を正しく麺を背筋に沿って真っすぐすするのが良い。
背中を丸めたり、そば猪口を置いたままの犬食いは厳禁。
そば猪口に入れるつけ汁は少量入れて継ぎ足す
そば徳利を出してくれる店で、つけ汁を一度に全部猪口に入れてしまっては店の配慮を台無しにしてしまう。
つけ汁が薄くなってしまわないようにそば徳利を出しているのだから、注意したい。
まず三分の一程度の汁を猪口に入れてそばを食べ、薄くなったら継ぎ足していく。
そばの美味しさを楽しむ食べ方・味わい方
そばを取り過ぎない事。「うどん三本、そば六本」と言う諺もあるように五~六本で丁度良い。
そばをどっぷりとつけ汁の中に漬かすのを見かけるが、そばとつけ汁のバランスが崩れてしまう。
そばを箸からはなさないようにしてつけ汁に三分の一程度つけて食べ、汁の個性を味わいその後、
そばと汁のバランスを考えて加減する。
そばは生き物 同時にそばが出てこない場合
良心的な店では一度に多くのそばを茹でない。
水洗い、水切りをしてみずみずしいそば(そばの旬)が出てくるはずだ。
たとえ目上の人よりも先にそばが出てきたとしても一言断って「旬」のうちに食べたいものだ。
先に食べる事と音をたてて食べる事がマナーとして許されるのは、麺類だけと言うのも面白い。
おすすめ品
おすすめ品を聞くのは好ましくない。どの店もおすすめ以外の物を品書きに載せないはずだ。
自分が食べたいと思う物が一番のおすすめである。